(病気について)
突発的におきる原因不明の難聴。発症は突然であり、患者は難聴になった瞬間を語ることができるほど突発的である。(たとえば「朝、起きたら」とか、「図書館に行く前はなんともなかったのに、図書館から帰ってきたら聞こえが悪くなっていた」とかである。
全国受療者数は年間35,000人(人口100万人対で275.0人)である。

(愁訴)
確実に自覚できるほど即時的(突発的)難聴。
ほとんどの患者で耳鳴りも伴う。それに加えて耳閉感を伴うことも多い。約半数の患者で強いめまいを伴うがめまいは反復することはない。難聴であるにも関わらず一定の音量を超えた音が健常耳に比べ「異常に響き」耳への刺激感・苦痛になる補充現象(リクルートメント現象)を呈することもある。ほとんどの場合片側のみに発症するが、稀に両側性となる場合もある。

(医学的データ)
問診と純音聴力検査が主である。
突然の難聴を症状とする他疾患の鑑別の為に諸検査も行われる。 聴神経腫瘍を鑑別するためのレントゲン撮影やMRI、内耳性感音性難聴であることを確認するためのABLBテスト、SISIテスト、自記オージオメトリー、内耳梅毒でないことを確認するための血液検査などである。
識別する疾患
メニエール病、外リンパ瘻、聴神経腫瘍、音響外傷性難聴、ムンプス(おたふくかぜ)やヘルペスなど原因の推定される内耳へのウイルス感染症、内耳梅毒、前下小脳動脈梗塞
(一般的な治療)
治療方法は ステロイド剤投与(ほとんどの病院で行われる)
血流改善剤(アデホスコーワ等)、代謝促進剤(メチコバール等)、高気圧酸素療法、星状神経節ブロック注射等
難聴が極めて高度な場合、聴力が一ヶ月以内に回復しない場合、初期にめまいを伴うものは聴力予後が悪いといわれている。
(SORAの施術では?)突発性難聴は治りの悪い病気です。
そして、対外の人が治療をあきらめてほっといてしまう病気でもあります。

事故や損傷だけでなく、精神的なストレスがかかった状態でも起こるということが、重要だと思います。
原因を探るよりも、その起こった背景を問診や施術から掴み、
その環境を含めて施術していく、というのがSORAの施術の目標になります。
難聴になった時、どんなことがありましたか?
体のことでもなんでも何かつらい事はなかったですか?
そういった事を丁寧に拾いながら、今起こっている体の状態を把握していきます。
確かに難治性の病気ですが、
片側のみ起こることが大半で、そういう人の体は、異常に片側が緊張していることが多いです。
耳は確かに聞こえないけども、体全体が楽だ。
気持ちが楽になってきた。
このあたりが施術の落ち所になってくると思います。
スポンサーサイト